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とある雨の夜。 白い方の犬が1匹町をさまよっていた。 ふと見ると他の犬がゴミ箱を漁っていた。 白い犬を威嚇するが、雷に怯えて逃げる。 白い犬は立ち去る。 ドラえもん新・のび太の大魔境〜ペコと5人の探検隊〜 スネ夫が空き地で世界を語っていた。 スネ夫「限りなく続く大密林! 雲の上はるかにそびえ立つ白い巨峰! 氷に閉ざされた死の世界! それが今はどうだろう? ジャングルも砂漠も局地も後方もはたまた深海艇さえも、地球の隅々まで探検し尽くされ、もはや人間の行かないところはない!」 スネ夫とジャイアンが交代。 ジャイアン「実にけしからん! 俺たちには、謎や神秘のかけらさえ残されちゃいないんだ!」 のび太「ぼ、僕に怒ったって困るよ!」 スネ夫「まぁ×3! そこで相談なんだけど、この広い地球にはまだどこかに魔境や秘境が残ってると思うんだよ……」 ジャイアン「そう! ドラえもんならそんな穴場を探せるだろう?」 のび太「ドラえもん?」 ジャイアン「今年の夏休みは、みんなで大探検旅行をやる!」 スネ夫「そういうことに決めたんだ! ねぇ!」 ジャイアン「なぁ!」 2人「わかったか、のび太!」 のび太「うん……」
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前へ 「出木杉、宿題見せてくれよ」 「…良いよ、剛田君。はい、ノート」 「サンキュぅ!さすが俺の心の友だぜぇ!」 そう言って、ジャイアンは自分の席に戻っていった。 出木杉は、顔が緩み、本当の表情が出そうになるのを必死で隠す。 『何が心の友だ……毎日宿題を見せてやってるだけじゃないか…』 心でジャイアンを罵倒する出木杉。 だが、決してその本性を周りに見せる事は無い。 何故なら、周りの人にとって出木杉は、人を馬鹿にする様な人物ではないからだ。 10才 まだ……大人にはなるには早すぎる年齢だ。 では、何故出木杉の性格はこの様に歪んでしまったのだろうか? その答えは……小学生低学年時代のアルバムの中にあった。 アルバムには約50もの写真が残っており、 その一枚に一枚に幸せそうに笑う出木杉家が写っていた。 だが、その写真にはある異質な点がある。 それは……父親の顔があるはずの部分が、無惨にも切り裂かれている点だ。 そして、さらに目を凝らすと、もう1つ気付くことがあった。 それは、出木杉英才の顔に小さなアザがあること。 そのアザは、アルバムの時が進む毎に大きくなっていた。 そう、出木杉英才は父親の虐待を受けていたのだ。 毎日続く、暴力と罵倒…… いつでも愛想良く笑い、泣かず、反抗をしない。 そんな苦しい生活が続き……出木杉英才の心は死んでしまったのだ。 彼に、作られた笑顔と性格を持つ、新たな人格を残して…… だが、彼には支えがあった。 それは、母である出木杉照代。 彼女は英才を苦しい生活の中から解放し、心に明るい灯りを灯した。 彼女は、たった1人の家族である出木杉の事を心から愛し、 出木杉もその思いに答えるため、いつまでも彼女の事を守ることを決意したのだ。 決意したその日から、 英才の心の中には2つの感情が混ざり合うようになった。 ――1つは、母を守るために強くなろうとする感情。 そして、もう1つは……父親に植え付けられた、世界の全てに絶望する闇の感情。 心の大部分を占めていたのは、闇の感情の方。 だが、出木杉の心を支配していたのはもう1つの方だった。 どんなに心が闇に侵されそうになっても……絶対に支配されはしない。 それは、出木杉の母への思いが強かったからだ。 出木杉にとって彼女は……唯一の希望…だったのだ。 事件発生の8ヶ月前…… その日は、空を泥雲が包み、静かな雨が降り続いていた。 英才は、いつもの様に家で本を読み、横目で窓の外を眺めていた。 ……すると、遠くにある物が見えた。 それは、真っ赤な色の傘。 照代がいつも使っている、英才が去年あげた誕生日プレゼントの傘だった。 ニッコリと笑う英才。 彼は急いで立ち上がると、走って照代を迎えに行った。 ――手を振る英才――微笑む母―― 照代は、少し早歩きで十字路に足を踏み入れた。 だが、その時…… 「母さ…」 照代の横から、巨大なダンプカーが走り抜けてきた。 雨で音が聴こえず、傘で横が見えなかったの原因だろう。 鈍い音を発て、照代の体は遥か高くへ飛び上がった。 「う…うわぁぁぁぁ!」 走って照代へ近づく英才。 照代の血が地面の水溜まりへ流れ、辺りは一面赤色に染まっていく。 近くの病院までは15分は掛かる。 まだ小学生、携帯電話も持っていない。 ただ…泣いて母にすがることしか出来ない…… 「英才…」 照代が震える声で呟く。 「幸せ…に……生き……て…」 雨が降り続く中、英才の叫びが木霊した。雨の勢いは強まり、出木杉の腕を、体を、心を濡らしていく。 だが……出木杉の心には激しい炎が燃え上がった。 憎しみという名の……炎が…… 「なるほど……アイツにはこんな過去が…」 アゴ髭を生やした短い髪の男は、目の前の画面を見ながらそう吐いた。 「Bさん、何やってるんですか?」 「おっ、ノラミャー子か。これ見てみろ」 Bが椅子の横のボタンを押すと、画面は横へスライドし、ノラミャー子の前へ移動す その画面には「200X年∥小学生仮想立体事件」という文字が映っていた。 「成る程、情報収集ですね。 でも、あまり良い情報は見つからないと思いますよ。 その事件、余りに被害者が多すぎて、最終手段「デリート」を行ってますから」 「そのくらい知ってる。 10年前、俺もこの事件に関わってるからな」 「10年前って……Bさんは、つい数日前にこの事件に関わったばかりじゃないですか。 私にはBさんの言ってることの意味が分かりません」 「まぁ、少し待て」 Bはタバコに火をつけ、一服すると言葉を続けた。 「ノラミャー子、お前だって知ってるだろ? タイムパトロールには交代制度って物がある。 それぞれの時代のタイムパトロールは、一度出動する毎にある程度の休息が貰えるんだ。 まぁ簡単に言うと……この事件を解決に導くパトロール部隊は、10年前の俺が居た部隊になったって訳だ」 「そのこと……クッド君は知ってるんですか?」 「知っているだろうが、細かくは覚えてないはずだ。 でも、パトロール内のほとんどの隊員に知られていないが、 実は、クッドはあの事件に深く関係する重要な人物なんだよ」 「何ですって!?でもクッドさんはまだ2…」 「この事は秘密にしろ。 クッドは、攻撃の開始までまだ時間があると思ってるからな」 「でも、それじゃあのび太君達は…」 「平気だよ。あいつらは俺たちが思ってる以上に強い。 それに、事件が解決していなかったら俺は今ここに居ないしな」 未来では、のび太達の知らない内に最終攻撃の準備が進められていた。 それも、クッド達が居る時代とは違う時代のパトロールによるものである。 それは、のび太達に残された時間が……残り僅かである事を示していた。 再び時は戻る… これは、タイムパトロールも知らない出木杉変貌の真実だ。 「うっ…ううっ……」 出木杉英才は、母が死んだその日から、失意のどん底に落とされていた。 心が闇に包まれていく。 怒りの感情が外に漏れそうになった。 でも、それを母の最後の言葉が押し止める。 《幸せに生きて》 「や、止めてくれ…」 《幸せに生き…》 「止めろぉ!!!」 出木杉は手を壁に叩き付けた。 手から血が流れ、出木杉の腕を伝っていく。 その血の赤色が、あの日の記憶を鮮明に思い出させた。 頭を抱え座り込む出木杉。 そんな出木杉の後ろから、年老いた老人が現れた。 「ホッホッホ」「誰だ!?」 フードを深く被り、闇に溶け込む様な不気味さを持つ老人。 その老人は、出木杉に近づき、ある提案を持ち掛けた。 「母親を……蘇らしたくはないかな?」 「な…んだと?お前は一体…」 「ホッホ、わしは只の老人じゃ。少ーしだけ訳ありのな。 取り引きは簡単。わしが君に、知識と力と冷酷さを与える。 その代わりに、わしをこの時代に住まわして欲しい。勿論周りには内緒でな」 ……長い沈黙…… 出木杉は、老人に頭を下げて言った。 「何でも…言う事を聞く」 「ハァ…ハァ…助け、ぐばぁッ!」 「おら、愚痴を溢すなぁ!」 【ドーム地下:労働力監禁所】 此所では、バトルに負けた者が働いている。 休憩は1日2時間だけ。 少しでもサボッていると、監視役のイマク〇?にムチで叩かれてしまうので、 皆顔を歪めながらも必死で働いている。 「オラオラオラオラァ! ちゃんと働かないとイマ〇ニウィップをお見舞いしてやるぜぇ。 俺が可愛いと思った女の子以外は、容赦致しないからなぁ!」 イ〇クニ?は嬉しかった。 〇マクニ?は、ポケモンカード初期の頃以外に仕事が無く、 最近はマックで働いていた程だ。 何より、ここに居る女の子達(小学生)をイジメるのは、この上無い喜び。 イマ〇ニ?は、今日もこの仕事をくれた出木杉に感謝しつつ、労働者を監視するのだった。 「な、何だあれは…」 ふと横を見たイマクニ〇。 そこには、岩が剥き出した地面とは釣り合わな過ぎる高級ベッドが置いてあった。 そこで寝ていたのは……やっぱり、さっき戦いに敗れたゴク。 ゴクは、限度を超える程、堂々と仕事をサボっていた。 もちろん、ドSのイ〇クニ?は黙っていない。 〇マクニは、ゴクに向かって大声で怒鳴った。 「お前何やってんだ!?」 「見て分かんない?暫しの休息だよ」 「おま、休息って…お前労働者だからね!働かないとダメだからね!」 「僕、労働者じゃないもん。神だもん。 僕が働く何て、人間がプランクトンのために餌を用意してやる様なものだよ」 『コイツ…狂ってる……』 全身黒タイツのイ〇クニ?は、そう思った。 「もう良い!お前みたいな奴にはお仕置きをしないといかん!」 イマク〇?は、ムチを振り上げ叫んだ。 バチィッ! 快音が、洞窟内に響き渡っる。 『痛……くない?』 「お、お前は…」 イマ〇ニ?のムチは、間に入ってきた男に止められた。 「大丈夫か、紅い髪のガキ」 男は、〇マクニ?からムチを奪い取る。 そして、イ〇クニ?の黒いボディに素早い一撃を決めた。 「あひぃッ!」 強烈な快感を覚えるイマ〇ニ?。 その快感の中、イマク〇?は地面に伏した。 「あんた、名前は…」 男は、麦わら帽子を頭から取り、口を開く。 「俺様を知らんとは……良く頭に刻み込んどけ。 俺様は、神に選ばれた人間であり、この街の真の支配者、 虫採り中年ゴヘエ様だ!ハーッハッハッハ!」 『この男……まさか僕と同じ…』 ゴヘエの笑い声が響く中、ゴクはこの男に興味を持ち始めていた。 『僕は、アイツに勝てるだろうか?』 少し早めの夕食を摂りつつ、スネ夫はそんな事を考えていた。 今の手持ちは、ジバコイル、ナッシー、クロバットの三体。 明らかに、他の二人より戦闘力が低い。 次の相手は、あのクリスだ。 今の手持ちじゃ……100%勝ち目は無いだろう。 「クソッ、僕はどうすれば…」 バンッ! 「さぁ、メシだ、メシィ!」 大きな音を発て、ジャイアンとのび太が控え室に入ってきた。 どうやら、もうゴクとの戦いでの傷は大丈夫の様だ。 「ん?スネ夫…何かお前暗くないか?」 「…いや、ちょっと」 「もしかして……お前ビビってんのか?」 『ドキッ!?』「そ、そんな訳無いじゃないか!」 明らかに嘘と分かる慌てよう。 スネ夫は、自分の事ながらも恥ずかしくなった。 「スネ夫、何恥ずかしがってんだよ。 ビビったって、別に良いじゃねぇか」 『えっ…?』予想外のジャイアンの言葉。 「ど、どうして?」 スネ夫は、思わずジャイアンにそう聞いてしまった。 ジャイアンと言えば、「ビビるな」とか「負けるな」と言う男。 そんな男が、今「ビビったって良い」と言っている。 スネ夫には、ジャイアンがそんなことを言うのが信じられなかった。 「スネ夫、正直に言うぞ。 俺はゴクとの試合の前、完全にビビってた。 ゴクの怪しい行動に、気付きもしないくらいな」 「ジャ、ジャイアンは良いよ! ジャイアンは勇気があるし…試合だって勝て…」 そう言いかけた瞬間、ジャイアンの拳がスネ夫にヒットした。 スネ夫の体が、控え室の机に当たり、床に倒れる。 ジャイアンは、怒りの表情で叫んだ。 「俺が試合に勝てるだと?ふざけんな! 俺が使えたポケモンは2体……普通に考えたら勝てる訳無いだろ!」 「でも…ジャイアンは勝ったじゃないか!」 「それは、俺が諦め無かったからだ! 俺だって……戦うのはめちゃくちゃ怖かったよ。 でも、俺は絶対に諦め無かった!だから勝てたんだ! ビビったって良い! お前の全力を……アイツに見せつけてやれ!」 「ジャイアン…」 …… …………… スネ夫は目を開け、過去から現実に戻った。 このゲートを潜れば、ついにクリスとの戦いが始まる。 スネ夫は、しずかに貰った腕輪を見つめた。 「僕は……諦めない」 スネ夫は、強い決意を胸にゲートを潜り抜けた。 次へ
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【しずか】 ばちーん! ビンタの音が響く まだまさこと喧嘩をしているのだ まさこ「ちょ、イタタタ痛いわよ! つねるのは反則だったら!」 はぁ…はぁ… かれこれ30分経ったところで、しずかが話をきり出した しずか「…まぁ今からジム戦だし、とりあえず休戦しましょうか」 (いつか殺ってやるわ。 私がチャンピオンになったその日にね!) まさこ「えぇ。それがお互いのためよ」 (この糞アマが。 まあいいわフリーザー様と会うまでの辛抱よ) 二人がそれぞれの思惑を乗せてニビジムに挑もうとしたその時― 「待て!俺と戦え、ブス!」 わがままジャイアンが目の前に立ちはだかった 初のトレーナー戦が始まろうとしていた 【ジャイアン】 ジャイアン「お前は男の中の男だぜ!」 ワンリキー「何言ってんだよ、相棒! パートナーがお前で本当に良かったぜ」 二人はジュースを飲みながら友情を語り合っていた 虫採り少年から奪い取ったお金で。 血も涙もない奴らである 「早くお前の力を世に見せ付けたいぜ!」 そうジャイアンが言っていた時に格好のトレーナーを見つけたのである ジャイアン「…いたぜ!不細工なトレーナーが さらにボコボコにしてやる!」 自己中ジャイアンはしずかのもとへ向かった 「待て!俺と戦え、ブス!」 ビンタの応酬でボコボコに腫れたしずかとまさこの顔を見ながらジャイアンは言った そして 「あれ?しずか…ちゃん?」 やっとジャイアンは気付いたのだ しずか「そうよ、剛さん」 (いい度胸じゃない) ジャイアン「顔パンパンだぜ、何かあったのか?」 「転んだだけよ!ほっといて!頼んだわ、まさこ!」 (この豚ゴリラ絶対につぶす) ジャイアンとしずかの戦いが始まった― 【のびドラスネ夫】 3人はポケモンセンターにいた スネ夫は祈るようにピカチュウに呼び掛けている 「大丈夫だからね、ピカチュウ。絶対助かるから!」 (ここで死なれちゃ困るんだよ) のび&ドラ「スネ夫…」 その様子を感動しながら見ている二人 純粋な奴らである そして治療が始まって数十分後― ジョーイ「もう大丈夫です。強い一撃を受けていたみたいですけど、そんなに傷自体は深くなかったので」 「ピカー」 スネ夫にピカチュウが飛び付いてきた スネ夫「良かったな、ピカチュウ」 (ピカチュウGetだぜ!) のび&ドラ「スネ夫…」 その様子を感動しながら見ている二人 まったく。純粋な奴らである かくして完全に懐いたピカチュウをスネ夫はPTに迎え入れたのだ この男かなりの策士である 【出来杉】 出来杉はハナダにある、森の中にいた そこの地下に大きな施設がある。 もちろん内密にではあるが― なんとR団のために各地にレベル上げ専用の場所が配置されているのだ さらに楽にレベルを上げられるようにと相性まで考えてポケモンを出現させてくる (これがサカキの力…か) 出来杉は感心しながら淡々とレベル上げをしていた こんなシステムを作れ、そのための場所を各地に確保できるサカキの権力は計り知れないものがある ちなみに一緒に来た盾の下っぱはその間にハナダの家を襲うそうだ (待てないのかね、あのタコは。一人で動いたってテメエの実力じゃ捕まっちゃうよ?ま、僕が手伝ってあげるけどね) 黙々と出来杉はレベル上げをしている― そして二日後 (そろそろ行きましょうかねー) ついにR団出来杉の大暴れが始まった 出来杉 (ゴースLV23!) 現在 おたふくしずか (まさこLV15) 強欲ジャイアン (ワンリキーLV13) 感動中のび太 (カビゴンLV7) 感動中ドラ (ニャースLV7) 策士スネ夫 (メタモンLV5・騙されたピカチュウLV5) 暗躍出来杉 (ゴースLV23) しずかVSジャイアン(初顔合わせ) しずか「そんな馬鹿はボコボコにしてやりなさい!まさこ、れいと……あくまのキッス!」 (しまった。技がーー!) しずかは喧嘩ばかりしていて、まさこの技をまだよく把握していなかったのだ その一瞬の隙をジャイアンは見逃さなかった― ジャイアン「今だカメダ!からてチョップ!」 カメダのからてチョップがクリーンヒットした― (つーかあだ名決めてたんだねジャイアン) その瞬間にワンリキー(カメダ)もあくまのキッスを受けた ジャイアン「カメダ!?」 (ギリギリ助かったわ…) 息をつく間もなくしずかは次の指示を出す しずか「落ち着いてる暇は無いわよ、まさこ!おうふくビンタ!」 まさこ「しずか直伝のビンタを喰らいなさい!」 (だてに私もビンタ喰らいまくってないのよ!) げしげし けたぐりしずかに突っ込みを入れられながら まさこはおうふくビンタを― しなかった 勝者カメダ 決め技 しずかのけたぐり 【のびドラスネ夫】 3人はとりあえず近場の草むらでレベル上げをすることにしたのだが… スネ夫が一向にレベル上げに参加しないのだ 必死にメタモンに何か教えているだけなのである さすがに見兼ねたのび太たちが 「何やってるの?」と聞いても スネ夫「今はやりのメンタルトレーニング略してメタトレをやってるんだよ。今の時代は心からだよ」 としか言ってくれないのだ。それどころか 「じゃあついででいいからコイツを見ててくれよ」 と言ってやる気満々のピカチュウを渡してきたのだ 「ホントについでだけどいいの?」 と念を押しながら二人はピカチュウをあずかった そんなスネ夫のあまりの行動に半ば呆れながらも、のび太たちは黙々とレベル上げをした そしてそれぞれのび太がポッポを ドラえもんがキャタピーを仲間に入れレベル上げに励んでいた ドラ「やったよのび太君、トランセルがバタフリーに進化したよ!かわいいなぁ」 のび「いいなぁ。でも僕のカビゴン…さんとポッポも順調に育ってるよ!ドラえもんには負けないぞ」 ドラ「僕だって負けないさ!」 二人は仲良くレベル上げをしていた。しかし― のび太たちは知らない メタモンを使ったスネ夫の型破りな作戦が進行中であることを 【出来杉】 出来杉が着くと男は民家を荒らしていた 怯えている住民を尻目に。 (もっと上手くやれんのかね…) 呆れながらも出来杉は加勢をすることにした これも仕事である 「すみませーーん。少し遅くなりましたー」 出来杉は大して悪びれることなく言った R団下っぱ「遅すぎるぞ」 出来杉「許してくださいよ、今から倍働きますから」 と話しながら家の端で震えている夫婦に目をやり― 「余計なことしなければ命の保証はしますよ」 優しく語り掛けた 夫婦はコクコクと頷いている しかし― ファンフアンファンフアン R団下っぱ「ち。察が来やがったか!」 「どれだけ暴れたんですか。もう少し穏便にね」 出来杉は下っぱをたしなめた 下っぱ「うるさい、逃げるぞ」 (だからお前は三流なんだよ…) 貸してもらったドガースのモンスターボールを見ながら 出来杉は足を止めた― 下っぱ「何をしている!察が乗り込んでくるぞ!」 出来杉「アンタは勝手に逃げるなり何なりどーぞご自由に。 あとは僕がやりますんで」 下っぱ「!? どーなっても知らんぞ!」 出来杉「はーい」 (バカが) 二人は同時に思っていた 「ここで逃げたらダメでしょ」 出来杉は警官を倒すつもりなのである そう、今回の出来杉に与えられた指命それは― ハナダシティに行き、ロケット団の恐ろしさを見せつけて帰ってくる事だった (捕まらない程度に頑張りまーす) そこへ3人の警察官が入ってきた! 警察官「大丈夫ですか…!?」 ロケット団がまだ現場にいるのである これにはさすがの警官達も驚いた 「自首でもするつもりかな、坊や?」 警察官は目の前の少年に語り掛けた 出来杉「んー、そーですねー… 戦ってみましょうか?」 言うなり出来杉は仕掛けた! 現在の状況 のび太 (カビゴンLV14・ポッポLV12) ドラ (ニャースLV12・バタフリーLV13) 策士スネ (メタモンLV5・貸したピカチュウLV8) 自滅のしずか (まさこLV15) 棚ぼたジャイアン (カメダLV14) 戦闘間近出来杉 (ゴースLV23・補助技充実借り物ドガースLV20) 【しずか】 しずか「…」まさこ「…」 二人はしばらく茫然として言葉が出なかった 正直どーやってニビのジムリーダーを倒したのかも覚えていない。いや、何かイライラする名前だった それだけは覚えている そして長い沈黙を破ってしずかは言った しずか「今回のことは全面的に私が悪かったわ…」 まさこ「…」しずか「…」 そしてまた長い沈黙が訪れた おつきみ山をもう越えようかというその時― 「いいのよ、誰にでもミスはあるわ」 まさこは言った しずか「まさこーーぅ!!」 しずかはまさこぅの胸へ飛び込んだ― よしよし 違った、げしげし まさこはしずかにけたぐりをしながら和解をした しずかは喜んでそれを受け入れた トゥルリーン しずかに若干のMっ気が生まれた! 【ジャイアン】 「勝ちは勝ちだぜカメダ」 ジャイアンは優しく言った 「…」 カメダ(ワンリキー)は無言である あんな勝ち方では凹むのもわかるが。しばらくして― 突然ジャイアンが走り去っていったのだ! (ついに、相棒にも見捨てられちまったか。仕方ねえよな、こんなザコがパートナーじゃよ) カメダは石ころを蹴りながら考えていた しかし数分後 「カメダーー!」 ジャイアンが帰ってきた。右手にある物を持って 「それは?」とカメダが尋ねた。 ジャイアン「これか?これはな、付けた者は必ず勝てる『必勝ハチマキ』なんだぜ!」 カメダ「そんな物…」 「疑うのか?これはウチの家宝として代々受け継がれてきたハチマキなんだぞ!!」 カメダ「なんだって!?」 ジャイアン「嘘だと思うなら付けてみろよ、ほら」 と言ってカメダにハチマキを付けてやった カメダ「お、おおおぉう!!凄え、何だか力が湧いてくるぜ剛!これなら俺は勝てるぜ!!」 「そうか、良かったじゃねえか、カメダ。もうそれはお前の物だぜ!」 「…ありがとよ、相棒。もう俺は格好悪いところは見せねえ。このハチマキに誓ってよ!」 がしっ。二人は抱き合った!その影で― ぽい。優しいジャイアンは 【これで安心受験グッズ第三弾『必勝ハチマキ!』】のレシートを捨てた 【のびドラスネ夫】 レベル上げの甲斐あって難なくニビのジムリーダーを倒して二人は帰ってきた スネ夫「お帰りードラえもん、のび太」 「爽やかに言ってる場合じゃないよスネ夫」 のび太は言った ドラ「そうだよ、バッジも無くてどうすんのさ」 「そう思って今の間に鍛えてたのさ、コイツをね!」 そう言ってメタモンのモンスターボールを取り出した いちいち格好のつけたがる奴だ のび「何だーしっかりやることはやってたんだ」 スネ「当たり前だろ、じゃあ僕は華麗に勝ってくるぜ…う、うわっ!」 どしーん 勢いあまってこけてしまった。二人は目の前で笑っている スネ夫「く、くそぅ。かっこ悪…」 まあそれはご愛敬である スネ「じ、じゃあ行ってくるよ。ゆっくり待ってて」 そしてスネ夫がニビジムに入り数十分後― スネ夫はニビジムのバッジを付けて帰ってきた 【出来杉】出来杉VS警察官×3 ―いきなり出来杉は仕掛けた! 出来杉「行け、ゴースさいみんじゅつ!」 出来杉の速攻により警官一人はモンスターボールを出す前に寝てしまった 警官AとB「!?」 出来杉「驚いてる暇はないよ、お巡りさん!ゴース、もう一度さいみんじゅつだ」 咄嗟に二人は身構えた 警官AとB「くっ……!?」 (眠って…いない?) 眠らずにすんだ二人は顔を上げた。しかし― (いない!!) そう、出来杉の姿が見当たらないのである。さらに― 警官B「霧か!」 黒い霧が室内を覆い始めていたのだ (これはマズイ) 警官Bは一旦外に出ようとしたが… 警官B「!?」 体が動かないのである。その横で どさっ 人が倒れる音がした 「逃げられると面倒なんで黒い眼差しをつかわせてもらいました。ちなみに2回目のさいみんじゅつはドガースが黒い霧を使うための囮ですよ」 淡々と出来杉は言った 出来杉「それじゃおやすみなさい。よい夢を」 そこで警官Bの意識は途切れた― 現在の状況 のび太 (カビゴンLV17・ポッポLV14) ドラ (ニャースLV14・バタフリーLV16) 勝っちゃったスネ (メタモンLV5・貸したピカチュウLV10) M女しずか (まさこLV19) 優しいジャイアン (カメダLV19) 戦闘終了出来杉 (ゴースLV24・補助技ドガースLV20) 【しずか】 あの後踏まれることに悦びを感じていたしずかだったが その一行もやっとおつきみ山の出口まで来ていた しずか「ねぇ、まさこ?」 まさこ「何よ」 しずか「言いにくいんだけど、さ。おつきみ山を抜ける記念に― もうひと踏みしてくれない?」 げしげし まさこ「このアマ!癖になりやがって!」 あの後しずかは、かれこれ30分ほど踏まれ続けた結果 いけないものが開眼しようとしていたのだ 「あんあぁ!まさこ、いえまさこ様ーー!私めをもっとお踏み下さい」 しずかが怪しく叫んでる後ろからポケモンがやって来た 「ピッピーピッピー。ピッピピッピー」 ピッピだ。そしてしずかの傍までくると― 同じ体勢になった まさこ「またMか!」 げしげし 優しいまさこは踏んであげた 今ここに変態パーティが結成されようとしていた― 【ジャイアン】 僕はオニスズメ。いじめられているところをこの男に助けられた。それだけなら良かったんだけど… その後コイツはあまりにもナヨナヨしてる僕を見て― ジャイアン『このふぬけが!俺が鍛えてやる!』 と言って嫌がる僕を紐に繋いで強引に連れていったんだ せめてモンスターボール→ゲットの流れは守って欲しい ハナダのジム戦もひどかった。 なんと捕まえたばかりのLV10の僕をいきなりジム戦にぶつけた。対するヒトデマンはLV18 勝てるわけないじゃないか! ジャイアン「何事も挑戦だ。諦める前にとりあえず行ってこい」 ぶんぶん 僕は必死に首を振った。命に関わるからね。しかし― 「行・っ・て・こ・い」 がつん 殴られた いきなりHP半分からのスタートだ。 僕は泣きながらヒトデマンに向かっていった ぎゅーーーーーん 一撃でやられた。ひんしだ ジャイアン「立て、ふぬけ。そんなんで死にはしねえ。俺が殺すぞ?」 ひんしなのに。この男はポケモンのシステムを根本から覆す気なのか。 そして地獄の特訓が始まった― あれから 草むら→ポケセン→カメダさん→ポケセン→ジム→ポケセンを幾度となく繰り返してついに勝利した 僕は生まれて初めて努力というものをしたんだ! ジャイアン「よし、よくやったぞ。ふぬけ!やれば出来るじゃねーか これでお前もジャイアンブラザーズの仲間入りだぜ!」 そんな称号はどうでもよかったが、僕は生まれて初めて褒められた。その事が何よりうれしかった もう少し―頑張ってみようかな そして勝利の余韻に浸りながら(実際はスターミー戦ではカメダに手伝ってもらった) ポケモンセンターで回復していると― その時事件は起きた ドガーーーーーーーーン! ジャイアン「何の音だ!?」 カメダ「わかんねぇ、とりあえず行ってみようぜ!」 オニスズメ「じ、じゃあ僕はここでゆっくり回復して―」 がつん ピコンピコンピコーン 「…」 僕は黙って付いていった ジャイアンと出来杉の初バトルが行われようとしていた 【のびドラスネオ】 「僕出番少ないニャ」 かわいい声でニャースは言った 落ち込んでいるのだ のび「仕方ないさ。だってかぶってるんだもん」 スネオ「君を出すとドラえもんの出番が少なくなるからさ。なぁ?ドラえもん」 ドラ「そ、そそそんなつもりは無いよ!僕はニャースが大好きさ」 「んー。ホントかニャ?」 ドラ「ああ、もちろんだとも!目に入れたって痛くないさ」 「ぎゃーーー」 ニャースがドラえもんの目を引っ掻いたのはお約束だ 正直言ってドラえもんはキャラかぶっているニャースが嫌いだった 属に言う『おせじ』と言うやつである コイツは今までこうして生きてきたんだ のび太とスネオは顔を合わせてため息をついた スネオ「ま、まあ。そんなことよりさっさとジムに挑戦しようぜ!」 ピカチュウを持っているスネオは意気揚々とハナダジムへ向かって行く そういえばまだスネオの戦い方は見たことが無い のび「スネオ。ジム戦、僕も見学していい?」 スネオ「もちろんさ!僕の雄姿を見ておきなよ」 (この辺で一度安心させておいた方がいいだろう) スネオのバトルが始まろうとしていた 余談だが― 実は自称『僕』のニャースは♀なのだ。しかしこの時はみんな気付いていなかった 機械とポケモン禁断の恋が始まるのはもう少し先のお話 【出来杉】 警官B「う、うわあああぁぁぁ!」 俺は飛び起きた 恐ろしい夢【悪夢】を見ていたのだ(もちろんそれは出来杉の仕業なのだが) ジョーイ「だ、大丈夫ですか!?」 警官B「ジョーイ…さん?」 どうやらここはポケモンセンターらしい 「あの…私はいったい?」 ジョーイ「民家で警官が倒れてるって通報があったものですから。救急車でここまで―」 とジョーイさんが言ったところでやっと気付いた 警官B「!!ロケット団っ…痛っう」 まだ全身が痛む 「しばらくは安静にしてないとダメです!」 ジョーイさんは止めた 警官B「しかし―」 ドガーーーーーーーーン! 続きの言葉を遮るように爆発音が響いてきた ダッ 「こら、待ちなさい!」 俺はジョーイさんの声を背にしてポケモンセンターを飛び出した。 (この町を―守らないと) あの後出来杉は逃げずにあちこちで暴れ回っていた その途中でケーシーを捕まえて森の施設との往復を繰り返していたのだ 「暇だなあ」 ぱらっ 出来杉は【しずかアルバム体操服編】を捲りながらつぶやいていた さすがに正体ばれたかしら。見た人は内緒ね 現在の状況 のび太 (カビゴンLV22 ポッポLV16) ドラ (ニャースLV18 バタフリーLV23) ジム戦前スネオ (メタモンLV5 やる気満々ピカチュウLV16) 覚醒しずか (まさこLV20 MピッピLV12) ジャイアン (カメダLV25 ふぬけLV19) 暗躍出来杉 (ゴースLV25 ケーシーLV15 借り物ドガースLV20) 【ジャイアン】 ジャイアンブラザーズは噴煙のあがっていた民家へと着いた そこには黒い人影がある (あれは―) 「ロケット男!」 団 何かを眺めていたR男がこちらを見て少しビックリしていたのは気のせいか ジャイアン「この世界でそんなことするとは許せねー。 行くぜ、カメダ!ふぬけ!」 カメダ「おうよ、相棒! ちなみに防衛成功したぜ!金は… きっと使ってない!」 訳のわからない事を言いながら二人は向かって行った― ふぬけ「僕も、行かなきゃ…ダメかな?」 後ろでオニスズメは呟いていた R団「おもしろい、僕とやろうって言うんだ?」 歳で言えばジャイアンと同じくらいか。R団の少年はそう言うとゴースを繰り出した 【出来杉】 何やらニヤニヤしながら少女の写真を眺めている少年― そうです。わたすが変な出来杉です アルバムを見ながら悦に入っている出来杉は急に声を掛けられた 「ロケット男!」 (あっ? …豚ゴリラか!?) 何という事だろう (絶対にトップでやって来るのはしずかたんだと思っていたのに。 そしてR団だというのをいい事にあんな写真やこんな写真を撮ろうと思っていたのに!!) まだまだお子ちゃまな出来杉は怒りに燃えていた 目の前の豚ゴリラは何やら吠えている (うぜぇゴリラが) 出来杉は戦うことを決めた 「おもしろい、僕とやろうって言うんだ?」 極めて平静を装って出来杉は言った R団として。いや、出来杉としてもドラ一味との初めての戦闘だった 【しずか】 しずかはハナダジムをクリアした後、一足先にマサキの家に行くことにした 町はR団の話で持ちきりだったがしずかには関係ないことだった 「どうせ。めんどくさいイベントは全部アイツらが引き受けてくれるでしょ」 ジャイアンがそのイベントを必死にこなしている頃マサキの家に辿り着いた 中では――省略 「いやー助かったで。スマンかったな」 (こんのガキャー。人が下手に出とりゃつけあがりやがって) コラッタマサキが逃がされそうになった時は泣きそうだった ・・ 「良かったわね、私のおかげで元に戻れて」 (礼はいいからさっさと渡しなさいよ) 普段はSの源静香。いや、Sizuka Minamotoは冷ややかな笑みを浮かべていた コイツ両性か そしてマサキがチケットを出すと同時に奪い取って去っていった― 「糞ガキが。さて、体も戻ったことやし」 マサキは後続の人たちのために― コラッタになり続けるべく実験を続けた 「あんなマヌケな男が何で存在するのかしらね」 マサキの存在価値を否定しながらSM一行は来た道を引き返していた そこでハナダシティの惨状を知る (何が――あったの) 【のびドラスネオ】 スネオ「じゃ、言ってた通り僕から行かせてもらうよ」 のび太「いいとも。スネオの実力見せてもらうさ」 スネオのジム戦が始まったた スネオVSカスミ(ハナダジムリーダー) スネオ「行け、ピカ!」 カスミ「威勢のいいトレーナーね。行きなさい、ヒトちゃん!」 試合開始の合図が鳴ると同時に ―スネオが仕掛けた 「先手必勝!ピカ、電気ショックだ!」 カスミ「そんなに慌てちゃダメよ。ヒトちゃん、水鉄砲!」 辛うじて先手をとったピカチュウの電気ショックがヒトデマンに炸裂する 一気に半分以上は減っただろう。しかし― 「タイプの相性なんて百も承知!」 すぐに体勢を建て直したヒトデマンの攻撃により、ピカチュウもかなりのダメージを受けた (やはりレベル差か…) スネオはもう少し育てておけば良かったとも思ったが 今更そんな事言っても仕方がない 「ピカチュウもう一度!」 2発目の電気ショックを受け、あっけなくヒトデマンは倒れた― が、カスミは笑みを浮かべている。勝ちを確信したのだろう 「行きなさい、スターミー。本当のバトルはここからよ。そんなレベルで勝てると思わないことね!」 スネオ「思ってるさ。叩きのめせ、ピカチュウ!電磁波」 「遅い! ミーちゃん、バブル光線!」 ピカチュウが技を繰り出すより先にカスミの切り札が直撃した― 「ピ、ピカ…」 辛うじて耐えたがもう虫の息である。それでもピカチュウは全身から電磁波を放出させスターミーの動きを止める カスミ「後は運頼み…か。まあそれもいいでしょう ミーちゃんが動け次第とどめを刺してあげるわ」 カスミは勝ち誇ったように言った スネオ「運頼み?僕はそんなことしないよ、ピカチュウ影分身!」 (運頼みじゃねえか!) のび太はツッコミを入れたかったが我慢した スネオが命令を発すると2体のピカチュウが出現した― (どっちが本物なの…) カスミ「なるほど。動けなくした上、さらに攻撃を受ける確率を下げようと言うわけね。 おもしろいじゃない。ミーちゃ―」 カスミが命令を出そうとした瞬間 カスミ「なっ!?」 スターミーが電気ショックを受けたのだ これにはさすがのカスミも驚いた。スターミーは麻痺していたが、行動を起こす前に ・・ スネオの攻撃が来たのだ 「連続技!?」 衝撃の事実にカスミの動きが止まる― (しまった!ミーちゃんに指示を出してない!) そして 目の前にはピカチュウがいた 「電気ショック!!」 至近距離から放たれた一撃は、傷ついて麻痺したスターミーを倒すのには十分だった 「もったいない。1ターン無駄にしちゃったね。 いや、2ターンかな?」 ニヤリと笑いながらスネオは言った カスミ「そう言うことだったの、納得したわ。私もまだまだ甘い。 おめでとう、ブルーバッジはアナタのものよ」 スネオはカスミからバッジを受け取ってジムを出ていった 「待てよ、スネオー」 興奮したのび太が後ろから走ってきた のび「スネオ!凄いじゃないか!!今のバトル痺れたよ!特に後半の連続攻撃!!!」 (ああ、あれか) スネオ「!ばっかり使うなよ、恥ずかしい。そんな大したことはしてないさ」 (このアホは気付いてないのか) 「よーし。僕も負けずにジムで戦うぞー!!」 そういってのび太はドラえもんとジムに入っていった― スネオ「よくやったな、ピカ。それに、メタ」 メタモン「楽勝だよ」ピカチュウ「ピーカ!」 二匹のピカチュウはニッコリ笑った スネオが影分身と言った時、実際のピカチュウは初めの指示通り電気ショックを行っていた 一方でスネオは事前にメタモンをピカチュウに変身させて隠しておいたのだ そして影分身の合図と供にカスミの死角から出現させたのである 後は驚いて隙の出来ている敵をピカチュウが倒すだけだった もちろんシングルバトルの時、2匹で戦うことはその時点で反則負けだが 影分身したメタチュウは、ただ見学をしていただけなので問題ない それどころかスネオはバトルフィールド上より、わずか外側にメタモンを配置していたため もしメタチュウの方を誤ってカスミが攻撃すれば カスミ側の反則負けになるところだった スネオは勝つべくして勝ったのだ 現在の状況 のび太 (カビゴンLV22 ポッポLV16) ドラ (ニャースLV19 バタフリーLV23) スネオ (メタピカLV5 ピカチュウLV18) 両生類しずか (まさこLV23 MピッピLV17) 戦闘前ジャイアン (防衛カメダLV25 ふぬけLV19) 戦闘前出来杉 (ゴースLV25 ケーシーLV15 借り物ドガースLV20) 【ジャイアンVS出来杉】 「行け…ゴース」 「何!?」 ジャイアンは予想外のポケモンに驚いた まさかR団にゴースを使う奴がいたとは しかし、そんなことを言っている暇はない (カメダじゃ不利だ) 「ふぬけ!」 いない (あんのバカがー!) 込み上げる怒りを抑えジャイアンは言った 「仕方ねえ、カメダ。やってくれるか?」 カメダ「元からそのつもりだ!」 その瞬間カメダ君は― おねんねした 「よく寝てるね。ゴース…ナイトヘッドだ」 ジャイアン「起きろ!起きるんだカメダ!」 「…ナイトヘッド」 「お前の夢はこんなところで終わるのか?世界に挑戦するんじゃないのかー!」 「…ナイ―」 とその時 「警察だ!」 警官Bが入ってきた (このタイミングで来るなよ、ザコが) 「空気読めない奴だね。まぁいいさ、やってやるよ。 行け、ドガース」 出来杉はため息をつきながら言った ジャイアン「何言ってんだ!お前の相手はこの俺だろーが!」 「僕としてはそうしたいんだけどさ。どうやらその警官はそう思ってくれてないみたいでね」 警官B「絶対に逃がさない。行け、コイル!」 ジャイアンにとっては不本意だが2VS1のバトルが始まった― (コイル?雑魚にふさわしいじゃないか) 出来杉は余裕の笑みを浮かべている 警官B「先日はポケモンすら使わせてもらえなかったからね。 コイル、金属音!」 「迎え撃て、ゴース!催眠術だ」 出来杉お得意の催眠術が先に決まった。行動の遅いコイルでは当然の結果だ 「さて、次は―」 出来杉が次の命令を下そうとしているところに ぎぢぃ コイルの金属音が響く! (寝たんじゃないのか!?) さすがの出来杉もこれには驚いた 警官B「二度も同じ手にやられるわけにいかないからね」 そう言って警官Bはカゴの実を見せた 何だか警官Bかっこいいぞ この世界ではDPまでの技、道具が全て存在するのだ (そういや、初めに言ってたな) 「ちぃ、ドガース援護しろ。黒い霧!」 すぐさまゴースの異状を治す さらに出来杉はちらりとジャイアンの方に目をやると ワンリキーが起き上がるところだった (急いだほうがいいな…) 出来杉「じゃあ三度目はどうだい?ゴース。コイルに催眠術だ」 しかし― 眠らない! 「ちぃ、こんな時にはずしやがって。このバカが!」 すでに出来杉の顔から余裕の表情は消え去っていた 警官B「自分のミスをポケモンのせいにしちゃいけないよ。 外すことも想定しない君が悪い。コイル、スパーク!」 「なっ!」 (一撃でこんなに喰らうのか?コイツ…雑魚じゃない) 想像以上のダメージに出来杉も焦る しかしそんな余裕はない 「カメダ、みやぶれ!」 ジャイアンも臨戦態勢に入っている (戦闘じゃ負けたみたいで嫌なんだけど…仕方ない) 出来杉は決断した 「ドガース…自爆」 その号令と共に激しい爆音が室内を覆う! しばらく辺りは白い煙に覆われていた 煙が晴れ、立っていたのは― ゴースと コイルだけだった 「さすが、しぶといや」 出来杉は手放しで褒めた 警官B「なんて…ことを」 今の衝撃で屋根が崩れだしている (急がないとねー) 「止めは直接刺してあげますよ。ゴース!ナイトヘッド」 「くっ…コイル!スパー」 「遅いよ」 数秒後立っているのはゴースだけとなった 「雑魚のくせに時間かけさせやがって。 そこの豚ゴリラ同様ただじゃおかないよ?」 その時だった オニスズメの攻撃が出来杉をかすめたのは― (つばさでうつか!) 隠れていたふぬけはずっと戦況を見守っていた。 そして自分の腑甲斐なさを思い、泣いていた しかしHP赤ゲージの自分に何ができるだろうか いや、何もできはしない ふぬけはそういう結論に至った その時、凄まじい爆音が聞こえてきたのだ そして煙が晴れた後ふぬけの目には 倒れたカメダさんと泣きながら必死に呼び掛けているジャイアンの様子が飛び込んできた 後はよく覚えていない。覚えている事と言えば 泣きながら放ったつばさでうつ攻撃がR団の少年― の後ろに置いてあったアルバムを襲ったことぐらいだ 少年は泣き叫びながら写真を捕まえていた (つばさでうつか!) 出来杉「ふん、まだポケモンがいたのか。でもそんな的外れの攻撃じゃ――」 そこまで言ってやっと出来杉も気付いた。後ろを振り向くと アルバムの中から飛び出した写真が宙を舞っているところだった (うそだと言ってー) その後はまるでスローモーション 僕の写真が 花びらのように散りゆく中で― 出来杉は全ての写真を集められるという奇跡を祈っていた
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ザ・マーセナリーズ 制作者:957 氏 制作ツール:RPGツクール2000 概要 のびハザに登場したキャラクターを操って敵を倒していくミニゲームタイプの作品。 本家・ETからの変更点 作品全体を通したシナリオはなく、ステージ制になっている。 ステージに仕掛けが追加された。 その他 現時点で本編は未完成であるため、全てのシナリオをクリアすることは不可能である。間違っても新ステージ解禁の仕方が判らない等、スレで質問しないように。 未完成作品のため、プレイできるのはステージ1の『坑道』だけで、選択できるキャラクターものび太のみ。 更新が一度もされていないため、バグが修正されずに残っている。 最新版が公開されてから、一年以上更新がない。作者が失踪している可能性があります。 関連作品 The MercenariesRPGツクールMVで作られたミニゲーム
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前へ 自分の装備を確認しよう。 ポケモン、ナビフォン、カードケースに、食料… 「準備…おっけー。」 私は立ち上がる。 この『島』での『条件』をクリアしなければならないから。 自分の家じゃない、空き家を出る。 やっぱり、気味の悪い街だ。人影が全くない、いわゆる“ゴーストタウン”。まぁ、これも ゲームのプログラムだと思う。 唯一機能の働いていたポケモンセンターには、まだ誰も居なかった。 おそらく私が一番最初にここへ辿り着いたのだろう。 あの最初の島であの『祠』のすぐ側に出られたのも、よかったというべきなのか? あの『巨大な何か』… ソレに遭ってから、アイツは……。 あの時何が起こったのか、私にはサッパリわからなかった。 ただ、私は無事で、アイツは無事では済まなかった。それだけが私のわかる事。 この『プログラム』の性質からして、『1人で』行動している私の立場は 圧倒的に不利だろう。 そんな事を思いながら、この街に唯一いた人物から受け取った『カード』を見る。 このアイテムが、この島の『クリア条件』に関わってくる事はほぼ間違いない。 私は街の奥へと進んで、目的の地を探した。 『オアシスの島』 そう書かれた古びた看板を見るのは、ここで二度目だ。 アメリカの西部を意識していたかのようなあの街の町並みと同じように、 荒れ果てた荒野。 1人、そんな荒野をコンパス片手に進んでいた時、ナビフォンが鳴った。 「最初の…脱落者か…」 会った事も無い参加者のリタイアを知らせるメールに、何故か胸が痛んだ。 しかし、私の胸にはある『疑問』が浮かんだ。 こんなに早く、『脱落』って有り得るのかな?だって… その時、私の思考を邪魔するかのように、突如目の前に地響きと共に 一体のポケモンが現れた。 プログラムに入ってからは、初めてみるポケモンだ。 「これは…イワークね。」 巨大で、長く岩の連なった体。その巨体をくねらせ地面を揺らしながら、 イワークは開けた穴から飛び出し私に体当たりしてきた。 私はそれを回避する。こんな時、武道を習っていた事を幸いに思う。 イワークは地上では地中ほど早く動けない。その重量が自身の邪魔をするからだ。 私に回避され勢い余って地面に激突するイワークを尻目に、 腰についたモンスターボールを手に取る。 「いけっ!」そう言って私の投げたモンスターボールから飛び出すニョロモ。 体長が8メートルを上回るイワークに対し、50センチ余りのニョロモは 見た目些か頼りない。 しかし、闘いならば話は違う。闘いは体の大きさでするものでは無い。 戦術でいくらでも有利に戦えるのだ。 「ニョロモ、辺り一面にみずでっぽう!」 ニョロモの口から勢いよく大量の水が飛び出す。 その攻撃でイワークはだいぶダメージを受け、 その周囲は水浸しになった。 私の反撃に怒り、イワークがニョロモにたいあたりを仕掛けようとする。 が、しかしイワークは思うように進めないようだ。 「泥で、滑るでしょう?」私は、イワークに諭すように話しかけてみた。 みずでっぽうで攻撃すると同時に、相手の足場を乱す。それだけで200キロ近い体重の イワークの体は、泥に体をとられて素早い動きが出来ない。 「ニョロモ、さいみんじゅつ。」 地面でのたうつイワークに向かってさいみんじゅつを放ち、イワークを眠らせる。 リュックからボールを取り出し、眠っているイワークに投げ付けた。 その巨体が赤い光になってボールに納まる。ボールは何度か揺れ、そして止まった。 「イワーク、ゲットー。」 私に、新しい仲間が出来た。 さぁ、先を目指そう。 扉を開き、光に飛び込んだ僕たちが次に辿り着いたのは、 映画で見た事があるような所だった。 さっきの森とは打って変わって、乾いた風に舞い上がる砂埃。 家や店のような建物が並ぶが人影の無い、寂れた街だ。 僕とコナンの前に立つ古びた看板が、西部劇の舞台のようなこの場所の名前を 教えてくれた。 「『オアシスの島』か…」 コナンが辺りを見渡しながら言った。 「とても憩いの場には見えないけどな…」 そこが街の入口という事を示すゲートをくぐり、襲撃に用心しながら街を歩く。 それは、さっきの島で僕たちは常に油断してはいけないということを学んだからだ。 街を歩く間、誰とも会う事は無かった。 「誰も居ないね…」 「そうだね。割と早い到着だったんじゃないかな?」 キョロキョロと街を見回しながら言った僕に、コナンは周りに 注意を払いながら言った。 しばらくして、僕たちは一軒の建物に辿り着いた。 『旅人の酒場』と書かれた看板が店の入口に掛けられている。 「旅の情報は酒場で、って相場で決まってるしな…」コナンが呟く。 キィと軋むドアを押して酒場の中に入るコナンに、僕は黙って続いた。 店の中には、沢山並べられた木製のテーブル、そして同じように 木製のカウンターがあり、マスターと思われる人物が1人立っていた。 「よう。君達よく来たね。ようこそ、バーボンハウス“旅人の酒場”へ。 このジュースはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。 殺伐としたこのプログラムの中で、助け合いとか、憩いとか、 そういう気持ちを忘れないで欲しい。」 マスターがジュースの入ったジョッキを差し出して、親しげに話しかけてきた。 「食い物に酒に…情報まで。なんでもある。こっちへおいで。 じゃあ、注文を聞こうか。」 コナンが言っていたのはズバリその通りだった。 僕とコナンは、カウンターに腰掛けた。それと同時に、コナンが口を開く。 「情報を下さい。」 「情報か、ちょっと待ってくれ。…ほら、この中から聞きたい事を探しな。」 そう言って、マスターが一枚の紙を僕とコナンの前に差し出した。 [情報リスト]─── ◎この島について ◎この島のクリア条件について ◎バーボンハウスについて ◎お助け ◎やっぱりいいです。 ─── 「ねぇ、一応全部聞いておこうよ。」 「そうだね…。マスター、ここに書かれてる事を上から全部教えて下さい。」 僕の提案に答えながら、コナンはマスターに言った。 マスターはコホン、と咳払いをして一息ついてから話出した。 「OK。まずは、この島について話そうか。 看板を見たと思うが、ここは『オアシスの島』さ。今じゃこの通り、 すっかり寂れた街だけどね。 街が寂れたのは、この島の『北』にある、『涸れたオアシス』が原因なんだ。 今じゃこの街に暮らしているのは、僕だけさ。」 マスターは溜め息を一つ吐いた。 「そして次に、この島のクリア条件は…」 「ちょっと待って!」 話を続けようとするマスターを、コナンが止める。 「クリア条件って、なんの事ですか?扉を開けば次の島に進めるんじゃ 無いんですか?」 そういえばそうだ。僕らは前の島から扉を抜けて来た。 ここでも同じじゃないのかな? 僕の頭が結論を出すよりはやく、マスターが答えた。 「焦らない事は、旅をする中で大切さ。説明しよう。 このプログラム内には沢山の島が有って、そのそれぞれにクリア条件というものが 定められているんだよ。」 「そして、この『オアシスの島』のクリア条件、詳しくは言えないけど それは『涸れたオアシス』に行けばわかるかもしれないね。」 僕は、目の前に置かれたジョッキに口をつけた。コナンはマスターの話に 聞き入っているみたいだ。 マスターの話はまだ続く。 「次は、バーボンハウスについての説明だね。 バーボンハウスは、ほとんどの島にあるよ。まぁ無い島もあるけどね。 ここじゃあ僕のようなバーボンのマスターから情報を貰ったり、 旅人(参加者)同士の情報交換だって出来るんだ。 あと、この施設の中では一切のポケモンバトルは不可能だから、 突然襲われる心配は無いよ。ポケモンの攻撃も一切受け付けないんだ。 安全地帯ってところだね。 そして、島によってはポケモンの回復だって出来るし、アイテムの調達や 宿泊も可能だよ。 ちなみに、ここでは宿泊と回復は出来ないよ。心配しないでも、この街は 空き家ばかりだから好きな家を使うといいし、ジョーイはいないけど セルフのポケモンセンターもある。どっちの施設も無料で使えるんだ。 そしてこれが…」 マスターは後ろを振り返り、グラスの並べられた棚からある物を取り出して 僕たちの前に置いた。 「これは…」 差し出された2つを受け取ったコナンはそれをしげしげと眺める。 「アイテムカード『しんぴのしずく』、それとこれはコンパスさ。」 マスターがそのアイテムカードを指差して言った。 「これが、お助けだよ。これ以上詳しく説明は出来ないけどね。 それと、このコンパスはオアシスを探す時に使うといいよ。」 「ありがとうございます」 「ありがとうございます」 僕たちは同時に言って顔を見合わせ、何故かおかしくて、少し笑った。 プログラムが始まってから、初めて笑った気がした。 「君達、今からオアシスを探すのは無理だろうから、適当な空き家を探して 泊まるといいよ。」 あれから少しの時間を気楽に過ごした。 中身を飲み干された空のグラスを片付けながらマスターが言う。 「はい、そうします。」 コナンがそう答えている時、僕は外をちらりと見た。辺りは薄暗くなって来ていた。 しっかりと夜もあるんだなぁ、と思ったとき。 突然、店の入口がギィと音をたてて開き、1人の女の子が入ってきた。 「こんばんはー。」 プログラム1日目 [残り198名・99ペア] オアシスの島・とある空き家 「疲れた…」 僕は、広い部屋に三つ並んだベッドの、一番右端のベッドに崩れるように倒れこんだ。 マットの柔らかい感触が、長い一日の疲れをとってくれる気がする。 一階から階段を上がってくる音がして、部屋のドアが開いた。 「まだ寝たらダメだよ。ナナさんと明日からの事について 話さなきゃいけないんだからさ。」 そう言いながら部屋に入ってきたコナンは、僕の隣りのベッドにリュックを置いて、 中からナビフォンだけを取り出して足早に部屋を出ていった。 そうか、もう忘れてたや。ナナと相談して、明日の行動を決めるんだっけ。 僕たちがバーボンに居たときに現れた少女、ナナ。 彼女はパートナーと訳有りで離れてしまったらしく、今日は一度1人でオアシスを 目指してみたものの、途中で引き返してきた、との事だ。 そんなナナと僕たちは、バーボンで少しばかり自分たちのことについて語り、 今日は3人でこの空き家に宿泊する事になった。 反対の窓際のベッドに目をやる。ナナの荷物が置かれている。 一階から、僕を呼ぶ2人の声がした。 一階のソファに、僕たちは腰掛けた。 「さっそく本題なんだけどさ…」そう言って切り出したのは、ナナ。 「この街を抜けて、しばらくは荒れ地が続いてた。私が途中で引き返して来たのには、 理由がある。ってまでは話したわよね。 その理由っていうのは、野生のポケモンなの。」 ナナは真剣な目で話す。 「北へ進み続けてたら、段々と出て来るポケモンが強くなってきたの。 無駄にてこずるのは良いと思えなかったし、一旦街へ戻る事にしたのよ。」 「その時に、僕たちと会ったんだね?」 コナンが聞くと、ナナはすぐに頷いた。 「じゃあ、僕たちはどうやってオアシスに行くの?」 僕の疑問にも、ナナはすぐに答えた。 「なるべく明日一日を使って、街の周辺でポケモンを鍛えてからオアシスに 向かったほうが良いと思う。」 ナナの言葉を聞いて、コナンが言った。 「じゃあ、明日は戦力強化に集中。んで、明後日からオアシスを探す。 でオッケー?」 僕とナナは静かに同意した。 それから食事をとり、それぞれ風呂に入って。 プログラム1日目が、終わった。 プログラム2日目 ナビフォンの時計が正午を知らせる頃、のび太とコナンは無人の ポケモンセンターに入った。 何台も並ぶポケモンを回復させる機械にそれぞれボールを置く。 30秒程で回復が完了した。 2人はポケモンセンターを出た。 のび太もコナンも、手にはそれぞれ2つのボールを持っている。 「疲れたね、さすがに。」のび太がポツリと呟く。 2人は昨日ナナと相談した通り、街の周辺の荒野で野生のポケモンと戦い、 経験を積んでいた。 その過程で2人は「2人とも炎ポケモンでは相性の悪いポケモンに勝てない」と いうことに気付いた。 その為、今日のうちにそれぞれ新たなポケモンを捕まえる事にしていたのだ。 「疲れたけど、僕はサボネアを捕まえたし、のび太もナックラー捕まえたじゃん。 疲れた分の収獲はあったでしょ?」 コナンが自身のボールを腰のベルトに装備して言った。 のび太はまぁね、と返しながらナビフォンを見つめる。 「みんな…大丈夫かな?」 プログラムが始まってまだ2日目とはいえ、のび太は早くも別れた仲間たちの 安否が不安なようだ。 そして、その不安は後に…… プログラム2日目 [残り198名・99ペア] ──最初の島『???』 嫌だ。 怖い。 死にたくない。 僕は 僕は、ただポケモンがしたかっただけなんだ。 こんな、こんな怖いゲームをしに来たんじゃない。 ただ、楽しく遊びたかっただけなんだ。 ―静かな風に揺られ、背中をもたれかけていた木が揺れた。 反射的に後ろを振り返る。 ─誰も居ない。 誰も。 そうだ。 誰も、居なくなればいいんだ。 みんな、 みんなゲームに負ければいいんだ。 それでも、減らないなら。 みんな、殺しちゃえばいい。 僕は、生き残る。 現実に、帰るんだ。 みんな みンなヤッチマエ─ ゆらり、夜の森に一つの人影が浮かび上がった。 影は、静かな足音をたてて深い森に消えて行く。 影の正体は、どんな表情をしているのだろうか。 ―闇を産むのは、光だけではない。 闇もまた、闇を産む。 恐怖・憎悪・悲哀…… 深く、暗い、底なし沼のような、闇。 一度、その沼に足を踏み入れたなら、ソレを抜け出すのは容易ではない。 その闇という幻影に喰われてしまえば、死をもってしても─ ※※※ ──オアシスの島。 参加者は、プログラム3日目の朝を迎えた。 のび太達3人は、神妙な顔であの家のリビングに居た。 その重い雰囲気の理由は、ナビフォンが知らせたプログラムの進行状況。 「やっぱり、ヤル気のあるヤツがいるんだよ…」 ナナが、恐怖を含んだ声で言う。 のび太とコナンは静かに首を縦に振った。 それから出発の支度を済ませ、3人は二泊した空き家を出る。もちろん、辺りに充分な注意を払いながら。 目指すは、荒れ地を進んで北にある『涸れたオアシス』。 プログラム3日目 【残り176名・88ペア】 《ナビフォンのメール内容》 プログラム二日目脱落者リスト NO.12ララ・NO.112クリス NO.19シルク・NO.119ラン NO.25キヨ・NO125リエル NO.32スタン・NO.132ラペット NO.40キロ・NO.140グラム NO.51コヨミ・NO.151デン NO.53ナッツ・NO.153バータ NO.69ヒサシ・NO.169トシヤ NO.83ジンヤ・NO.183リョウ NO.88エミ・NO.188アユミ NO.90メリー・NO.190アヤノ NO.95コント NO.199クザ ※1人だけが生き残っているペアもペアとしてカウントされます。 次へ 痛い程に鋭く照り付ける太陽の下を、のび太達3人は 『涸れたオアシス』を目指し歩き続けていた。 暑い…… もう、かれこれ5時間は歩きっ放しだ。 周りの風景を見ても、どこまでも岩、砂、山……正直、進んでいる実感がない。 「ねぇ~…ちょっと休まない?」 カラカラに乾いてしまった喉元から、なんとも気の抜けた声が出てしまう。 僕の声に、数メートル先を歩き続けていたコナンとナナが足を止めて振り返った。 「もう…先を急がなきゃなんないでしょ?休んでる場合じゃないよ。」 額を流れる汗を拭いながら、コナンは手厳しく返す。 「そんなぁ…」 がっくりと肩を落とす僕を見兼ねたのか、ナナが僕の元に歩み寄ってきた。 「まぁ…このまま疲れた状態が続いたら、いざという時大変だろうし…どこか、身を隠せそうな所で一旦休憩にしようか? そうしよう?コナン君。」 「うーん…仕方ないなぁ。じゃあ、休めそうな場所を探そう。」 コナンも多数決に折れ、休憩出来そうな岩場を探す事になった。 「よかったね、のび太君。」 ナナがポン、と僕の肩を叩きながら言った。 あれから10分程進んだ所に、ナナがちょうどいい岩場を見つけた。 3人で横に並んで腰を下ろす。 「こうやって見ると…結構な距離歩いたねぇ。」 僕の隣りで、ナナがふと言った。 この岩場は少し高台にあり、今まで歩いてきた道が見渡せる。目を凝らしてみたけれど、バーボンのあった街は今はもう見えない。 「本当だ。沢山歩いたね……あとどれくらい歩かなきゃいけないのかなぁ?」 ナナは、僕の質問にさぁ?とだけ言って首を傾げる仕草をした。 バーボンで手に入れたサンドイッチを食べて、僕らは一時間程の休憩を終えて出発した。 ナナが言っていたように、出て来るポケモンも段々強くなってきている。 「ふぅ…オアシスに近付いてるって見て良さそうだな。」 野生のサンドを倒したコナンがそう言うと、ナナも頷いた。 「そうだね……もう、そう遠くないと思うんだけど、 今日はこのへんで野宿したほうが良いね。」 ナナやコナンが言うには、こんな砂漠や荒れ地は昼と夜の気温差が激しくなるみたいで、暖を取ったほうがいいらしい(難しくてあまり理解出来なかったけど)。 この2人が一緒なら、どんな時にも頼れる。この時のび太はそう言う感じていた。 夜・オアシスの島『旅人の酒場』 のび太達が荒野を進んでいた頃、酒場には二つの人影があった。 2人は木製のイスに腰を下ろし、黙りこくったままだ。酒場の中にはマスターがグラスを片付けるカチャカチャという音だけが響いている。 『アイツ』は一体なんだったんだ…… 頭の中から、昼に見た光景が離れていかない。 あの目はヤバい…完全にヤル気だった…… 自分達が助かったのは、ただあの時たまたま『アイツ』にとって別の『標的』があったからで、もしかしたら俺達が標的になっていたのかもしれない…… そう思うと、背中に急に寒気が走った。 「なぁ?」 俺はたまらず向かいに座っているパートナーに話しかけた。 「…ん?」 俺の呼び掛けに答えて、パートナーは顔を上げる。 「アレ…見ただろ?」 「あぁ…見た。」 「アイツは絶対ヤバい…俺達2人が戦ったって結末は見えてる。」 「……」 2人の間に、短い静寂が流れた。 「このまま…アイツを放って置けば、いたずらに犠牲者が増える。 だから…仲間を探さないか?共に戦い、協力して謎を解くんだ。」 俺の提案に、パートナーは冷静に返してきた。 「仲間はどうやって探すんだよ?」 「俺のダチは信頼出来る。んで、お前のダチはどうだ?」 「大丈夫だと思うけどよ…」 「よし、それなら10人は堅いな。登録するためにアイツ等に会わないと…」 信頼出来るダチがいる。それは、ここでもこんなに心強いものなんだと改めて感じた。 「俺の友達には頭良い奴が2人いるからよ、絶対どうにかなるぜ!」 パートナーが少し興奮したように言った。 そうだ。絶対どうにかなる。俺達は今まで何度だってどうにかしてきたんだ。 今度だってどうにかなる。 「よっしゃ!とりあえず今日は寝ようぜ。明日からだ、明日から。」 きっとどうにかしてみせる。 俺は、ガキ大将なんだから。 「お前と一緒でよかったぜ、ジャイアン。」 ゲンタが小さくそう言ったのを、俺は聞こえていないふりをした。 深夜0時、多くの参加者に衝撃を与えるメールが配信される。 《ナビフォンのメール内容》 プログラム3日目脱落者リスト NO.15ユキ・NO.115モモ NO.29シム・NO.129コウ NO.65マリナ・NO.165マキ NO.66シンジ・NO.166レイ NO.84ジャン・NO.184グスタフ ※注意事項※ ◎プログラム5日目に入ると同時に、一番始めに到着した島は消滅します。 その時点で島に残っている参加者は、ゲームオーバーになるので気をつけて下さい。 【残り166名・83ペア】 前へ
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14ページ目 ジャイアン「す、スネ夫!助けてくれ!」 スネ夫「ジャイアン!どうしたの?」 ジャイアン「ど、ドラえもんが。のび太が。しずかちゃんがっ」 スネ夫「落ち着いて話してジャイアン!僕は君の味方だから!」 ジャイアン「おぉ心の友よ!」 ジャイアンは今までのことを話した。 スネ夫「なるほど。ならば大丈夫」 ジャイアン「何がだよ!」 スネ夫「しずかちゃんがのび太と結婚してめでたしだろ?今子作りしてるんだしほっとけば僕たちに害はない」 ジャイアン「本気で言ってるのか?」 スネ夫「うん」 ジャイアン「あばよスネ夫。お前はもう仲間じゃない。殴る価値もない」すたたた スネ夫「な、なんだよ!本当のことじゃないか!」 ジャイアンは泣きながら走り続けた。あの人のところへ行くために 次へ トップへ
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【ゲーム】ドラえもん のび太のFinal Fantasy 【作者名】ななこ 【完成度】現行 【動画数】現行 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/26114402 【備考】
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理科系の男じゃないよ 手抜きとか言わないでねorz -- 名無しさん (2007-01-05 15 33 54) ちょwwwwww北wwwwwwwww -- 名無しさん (2007-01-05 16 36 31) やっぱおまえ最高だよwww 小説のほうもガンバ -- 名無しさん (2007-01-07 11 08 13) おまwwwwwwwwwwやっぱスゲェwwwwwwのび太wwww -- 名無しさん (2007-01-07 17 59 05) まじ理科系の男wwww -- 名無しさん (2007-01-07 22 23 43) おいおいwww 何でこんなに -- 名無しさん (2007-01-11 19 30 53) 名前 コメント
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87「AR3E6K」32 ドラミ(※) AX4P3ACT63EQ ルル(※) E3FR68WATK6M のび太とピー助 5TSBFS6JSH3B いじわるなスネ夫 3G7YNX56EQHN しずかのバイオリンひき NP45WABSR64S 余裕の黒マスク 324SA4SEEGR8 ドルマンスタインの命令 65WSTTA52AMT 無敵砲台 JW754XBAGNH8 呼びつけブザー BW4SR5PHB3KW ひらりマント 2AWQYFG3S752 ゴルゴンの首 ※ドラミとルルはパスワードでのみ入手可能なカード
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15.野比のび汰 (のび汰) 男 漢字は違うが、某アニメと動揺の名前を持つ中学生。キャラもそのまんまで、まるでアニメのキャラが成長したような男子。 ただし、青い猫型ロボットは身の回りに存在しない。 いじめられっ子で成績も悪く、女子からも嫌われている。ただ逃げることはせず、めげずに学校には通っている。行動するとすべてが逆に作用する不運の持ち主。不運が転じて助かっていることも無くはない。 素直なのだが、そのせいで騙されやすく、いつも他人を信じては痛い目に遭っている。ここ数ヶ月でかつあげを十数回されるが、両親に話す勇気もなく、金遣いが荒いと言われ怒られている。 物静かなのだが、キレるとどうなるかは不明。というよりも、本人もキレたことがないために、怒り方すらよくわかっていないらしい。